釣り場で体高のある魚が釣れたとき、「これってコロダイ?それともオシャレコショウダイ?」と手が止まった経験はありませんか?
見た目がよく似ているこの2魚種は、どちらも食用可能ですが、味・扱いやすさ・持ち帰るべきかの判断には大きな違いがあります。特に初心者のうちは、名前を間違えるだけでなく「持ち帰って後悔する魚」になりがちです。
この記事では、釣り場で一瞬で判断できる見た目の違いを中心に、迷ったときの考え方や安全な選択肢までを分かりやすく解説します。「これはどっち?」と悩んだ瞬間に、答えが見つかる内容を目指しました。
オシャレコショウダイ?それともコロダイ?釣り人が迷いやすい理由

コロダイとオシャレコショウダイの見分け方を紹介します。
堤防や磯で釣れる体高のある魚の中でも、
特に初心者が「何これ?」となりやすいのがコロダイ系です。
パッと見た印象が似ており、
を混同してしまうケースは少なくありません。
どちらも毒魚ではなく食用可能ですが、
👉 味・扱いやすさ・下処理の難易度に差がある
ため、判断を誤ると「持ち帰ったけど後悔する魚」になりがちです。
まず結論|迷ったら「コロダイ扱い」で判断する

先に結論です。
👉 釣り場で判断に迷った時点で、初心者向けではありません。
無理に持ち帰らず、リリースする判断も十分に正解です。
一方で、「正しく処理すれば絶品」なので最後まで読んで行ってくださいね♪
見た目で見る簡単な見分け方【釣り場向け】
① 体型の違いを見る
👉 横から見たときの体の厚みがヒントになります。
② 顔の斑点が最大の判断ポイント
ここが一番分かりやすいポイントです。
👉 釣り上げた直後、顔まわりを一度じっくり見るのがコツです。


見た目が似てるコロダイとおしゃれコショウダイ。
おしゃれコショウダイは、脂のサシが多く1週間程度熟成させてから食べると絶品です。どちらも美味しい魚です。
見分け方は、体型が少し違ってて、おしゃれコショウダイは、メジナのような体型をしてて、コロダイは鯛のような体型です。
しかしパッと見だと同じに見えたりしますよね。そんな時の簡単な見分け方。
| 体型 | 模様 | 口の中の色 | |
| コロダイ | 鯛のような体型 | 斑点は、散らばってる | 普通 |
| おしゃれコショウダイ | メジナのような体型 | 斑点は、列をなしていて線に見える | 赤いのも特徴です。 |
顔の斑点!
コロダイの斑点は、散らばっています。
斑点も若干大きいいのが特徴です。
そして【おしゃれコショウダイ】の斑点は、列をなしていて線に見えます。そして口の中が赤いのも特徴です。
味と扱いやすさの違い(重要)
コロダイ


👉 知識がないと「思ってた味と違う…」となりやすいのがコロダイです。
コロダイの正しい持ち帰り方


コロダイは非常に美しい白身ですが、**「磯臭さが出やすい」**という特徴があるため、釣り場での下処理が味を100点にするか50点にするかの分かれ道になります。
最高の状態で持ち帰るためのステップを、プロ級の鮮度を保つコツを交えて解説します。
1. 釣り場での三種の神器(締め・血抜き・神経締め)
コロダイの身に臭みを回さないためには、**「心臓が動いているうちに」**処理を始めるのが鉄則です。
- 脳締め(即死させる)
- 目の斜め後ろ(こめかみ辺り)にある急所をピックやナイフで一突きします。魚が「ビクッ」と震えてヒレが立てば成功です。これで暴れなくなり、旨味成分(ATP)の消耗を防げます。
2.血抜き(臭みの元を断つ)
- エラ蓋の付け根にある太い血管をカットします。
- 海水を入れたバケツに頭から突っ込み、5分〜10分ほどしっかり血を抜きます。
- ※この時、尾の付け根にも切れ込みを入れるとよりスムーズに抜けます。
3.神経締め(死後硬直を遅らせる)
2. コロダイ特有のコツ:「内臓」を早めに処理
コロダイが「磯臭い」と言われる最大の原因は、食べた餌(エビやカニ、藻類)が詰まった内臓にあります。
3. 理想的な冷やし方(潮氷からドライキープへ)



冷やし方にも「2段階」のコツがあります。
ステップA:まずは「潮氷(しおごおり)」で急冷
クーラーボックスに氷+海水を入れ、キンキンの氷水を作ります。そこに、血抜きが終わったコロダイを15分〜30分ほど浸けます。これで一気に芯まで冷やします。
ステップB:持ち帰りは「ドライ」で
ずっと水に浸けておくと身がふやけ、浸透圧で水っぽくなってしまいます。
- 冷えたら魚を取り出し、水気を拭き取ります。
- 新聞紙やキッチンペーパーで包み、さらにビニール袋に入れます。
- クーラー内の氷に直接触れないように(氷焼け防止)配置して持ち帰ります。
4. 持ち帰る際の注意点
丁寧に処理したコロダイは、お刺身はもちろん、ポワレや煮付けにしても絶品です。特に当日〜翌日の「薄造り」は格別ですよ。
オシャレコショウダイ


オシャレコショウダイも、コロダイと全く同じ方法で大丈夫です!
両者は同じ「イサキ科」の仲間で、生態や肉質が非常に似ています。オシャレコショウダイ(お洒落胡椒鯛)の方が、名前の通り体の模様がより鮮やかで、背びれの棘が少し多いといった違いはありますが、**「持ち帰り方の重要性」**については共通しています。
オシャレコショウダイを扱う際に、特に意識しておくと良いポイントを補足しますね。
結論:手順は変えなくてOK
前述した**「脳締め → 血抜き → (できれば)内臓出し → 潮氷で急冷 → ドライキープ」**の流れをそのままオシャレコショウダイにも適用してください。
これで、オシャレコショウダイ特有の美しい白身と甘みを100%引き出すことができます。
ちなみに、オシャレコショウダイはコロダイに比べて少し南の海域に多い魚ですが、**「皮目の美味しさ」**も抜群です。
皮の旨味を活かす「松笠揚げ」や「炙り刺身」など、オシャレコショウダイはとても美味しい魚です。
コロダイ同様に「オシャレ」でも守るべき3つの理由
1. 磯臭さの防止(最優先!)
オシャレコショウダイも、甲殻類や藻類を食べるため、内臓に独特の匂いがある個体がいます。コロダイ同様、**「釣ったらすぐ血抜き」+「早めの内臓除去」**が、身を美味しく保つ最大の秘訣です。
2. 背びれのトゲに注意
オシャレコショウダイは、コロダイよりも背びれのトゲ(棘条)の数が多く、非常に鋭いです。
- 対処法: 処理する際に手を怪我しやすいので、フィッシュグリップでしっかり固定するか、クーラーに入れる前にキッチンバサミ等でトゲの先をカットしておくと、その後の調理が劇的に楽になります。
3. 身質は「寝かせ」にも向く
どちらも非常に質の良い白身です。現場でしっかり血抜きと神経締めができていれば、当日だけでなく、2〜3日冷蔵庫で寝かせて旨味を引き出す「熟成」も楽しめます。オシャレコショウダイの方が、個人的には身に甘みが強いく美味しいです。
毒はないが「判断ミス」が一番のリスク
毒はないが「判断ミス」が一番のリスク
コロダイ系は毒魚ではありません。
しかし、
こうした**“釣り人あるあるの失敗”が多い魚**です。
迷った時は次の記事で確認してください
見た目だけで判断できない場合は、
以下の記事でさらに確認するのがおすすめです。
👉 体高のある魚を見た目(写真)から探す(ハブ記事)
👉 本当に注意すべき有毒魚・似た危険魚はこちら
👉 釣った魚の正しい持ち帰り方|鮮度を落とさない方法
さらに毒魚の不安がある方は
👉 皮膚毒の魚は触るな!対処法解説
もチェックしてください。
まとめ|似ている魚ほど「慎重」が正解
👉 釣りは「分からない魚を見送る」判断も立派なスキルです。
よくある質問(FAQ)
Q1. コショウダイとオシャレコショウダイ、どちらも食べられますか?
はい、どちらも食用可能な魚です。
コショウダイはクセの少ない白身で、刺身・焼き・煮付けと幅広く使えます。
オシャレコショウダイは脂のりが良く、熟成させると特に評価が高い魚です。
Q2. 見分けを間違えても危険はありませんか?
毒の心配はありませんが、味や扱いの期待値が変わるため注意が必要です。
特にオシャレコショウダイは「熟成向き」の魚なので、
コショウダイと同じ感覚で即刺身にすると本来の旨さを活かしきれない場合があります。
Q3. 釣り場で一瞬で見分けるポイントはありますか?
はい。迷ったら 「顔の斑点の並び方」 を確認してください。
- コショウダイ:斑点がバラバラに散っている
- オシャレコショウダイ:斑点が列状に並び、線に見える
加えて、口の中が赤いのはオシャレコショウダイの特徴です。
Q4. コロダイと間違えることはありませんか?
あります。特に若魚は見た目が似ています。
ただし、コロダイも毒魚ではなく食用魚です。
判断に迷う場合は、無理に即処理せず持ち帰って再確認するのが安全です。
Q5. 初心者はどちらとして扱えば安全ですか?
判断に迷った場合は、
👉 **「コショウダイとして扱う」**のが無難です。
- 血抜き・冷却を丁寧に行う
- 刺身にする場合は一晩以上寝かせる
この対応なら、どちらであっても大きな失敗はありません。
Q6. 似た魚に毒魚はいませんか?
コショウダイ・オシャレコショウダイ周辺には、
見た目が似た毒魚は基本的にいません。
ただし、体高があり模様が派手な魚は誤認しやすいため、
不安な場合は以下の記事も参考にしてください。


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