マゴチは淡白で上品な味わいが特徴の高級魚で、刺身や天ぷら、煮付けなどさまざまな料理に活用できます。特に釣りたてのマゴチは格別の美味しさを誇り、適切な下処理をすることでさらにその旨味を引き出すことができます。
この記事では、新鮮なマゴチの下処理のコツ、人気のレシピを詳しく紹介します。
釣って楽しい、食べて美味しいマゴチ料理をぜひご家庭で楽しんでみてください!
マゴチは、上品な白身と弾力のある食感が特徴の魚です。釣り人にとってもターゲットとして人気があり、料理次第で刺身から煮付け、フライまで幅広く楽しめます。本記事では、マゴチの基本的な下処理方法から、おすすめのレシピまで詳しく紹介します。
マゴチの魅力と特徴
マゴチは、引き締まった白身と淡泊ながらも上品な旨味が特徴の高級魚です。その食感はふぐに似ており、刺身にするとコリコリとした歯ごたえが楽しめる一方、加熱するとふんわりとした食感に変わるため、さまざまな料理でその魅力を堪能できます。
また、マゴチは見た目こそ武骨な姿をしていますが、その味わいは繊細で、刺身・天ぷら・煮付け・ムニエルなど、和洋問わず幅広い料理に活用できます。特に旬の初夏から秋にかけては脂がのり、より濃厚な旨味が感じられるため、美食家にも人気の魚です。
釣り人にとってもマゴチは特別なターゲットです。ルアー釣りやエサ釣りで狙え、独特の引き味が楽しめるため、釣りの醍醐味を味わえる魚のひとつです。釣りたての新鮮なマゴチは、市場ではなかなか手に入らない最高の食材となります。自分で釣ったマゴチを調理して味わう贅沢は、釣り人ならではの醍醐味と言えるでしょう。
そんなマゴチの魅力を最大限に引き出すために、正しい下処理とおすすめのレシピをこの記事で詳しくご紹介します。釣って楽しい、食べて美味しいマゴチの魅力を存分に味わってみてください!
マゴチの栄養価
マゴチの釣り方は、長くなるので、別記事で紹介してます。近年人気のサイマキ餌で狙うマゴチ釣り。
興味のある方はぜひご覧ください♪
マゴチの下処理方法

マゴチは見た目こそゴツゴツとした印象ですが、適切に下処理をすることで、クセのない上品な白身が楽しめる高級魚です。特に釣りたてのマゴチは鮮度が良く、しっかりと下処理を施すことで、その美味しさを最大限に引き出せます。
マゴチは頭が大きく、体が平たい魚で、骨が硬いため、捌く際には切れ味の良い包丁を用意するのがポイントです。また、ヌメリが多い魚でヒレやトゲでケガをしやすく、調理前にしっかりと取り除くことが重要になります。まな板に濡れ布巾を敷くか、滑り止めのシートを使うと作業がしやすく、安全に処理できます。

1. 血抜き

最初に魚を絞めて、血抜きを行います。この作業は新鮮さを保つために重要です。通常、エラの部分や頭の後ろを切って血を抜きます。
2. ヒレの処理

マゴチはヒレがとても尖っているので、キッチンバサミを使ってヒレやトゲを切り落とします。これにより作業中に手を怪我するリスクを減らします。

それでは、まずはウロコ取りから始めていきましょう。
3. ウロコとぬめりを取る

マゴチの表面には細かいウロコがあります。ウロコ取りか包丁の背を使い、頭から尾に向かって軽くこすってウロコを落とします。

4. 頭と内蔵の取り外し

胸ビレのあたりに包丁を入れ、頭を切り落とします。その後、腹を上にして肛門から逆さ包丁で内臓や卵を傷つけないように裂き内臓と卵を取り出します(卵は煮込みで激ウマです)

ポイント!
腹を上にして肛門様から逆さ包丁で内臓や卵を傷つけないように裂いて。
内臓と卵を取り出します♪
5. 三枚おろし
頭と内臓を取り除いた後、三枚におろすための準備が整いました。背中の中骨に沿って、包丁を斜めにして切っていきます。

- 背骨に沿って包丁を入れ、片身を切り取る。
- 反対側も同様に切り取る。
- 腹骨をそぎ落とし、皮を引く。
6. 腹骨の処理
三枚おろしを終えたら、次に腹骨を切り取ります。腹骨は巻きが強いため、一気に切り落とすと良いでしょう。
7. 皮を引く
皮を引く際は、包丁を少し入れてから引っ張ると、スムーズに皮が剥がれます。
8. 中骨の処理
最後に中骨が残っているので、骨抜きを用いて中骨を抜き取ります。
このようにしてマゴチをさばくことができます。マゴチは見た目よりも肉質が優れており、刺身や煮付けにして美味しくいただけます。
マゴチをおろす際の具体的な手順として、以下のポイントも追加で考慮することが重要です。
9. 下処理の重要性
マゴチの下処理には特に気を付ける必要があります。まず、背ビレや尻ビレの突起を取り除くことで、さばく際の安全性が向上します。さらに、魚体のウロコを剥がす時は、軍手を着用することで滑りを防ぎ、手を保護します。
10. あらの処理

マゴチのあら、つまりさばいた後の頭や骨からは非常に美味しいだしが取れます。あらを処理する際は、まず頭を割ってから、エラを取り除き、血ワタを流水で綺麗に掃除してから適当な大きさに切り分けます。このようにして得られたあらは潮汁やあら煮として、料理のアレンジに役立ちます
マゴチの絶品レシピ5選
マゴチはクセのない上品な白身が特徴で、刺身や煮付け、揚げ物など、さまざまな調理法で楽しめる高級魚です。しっかりとした弾力のある食感と、淡白ながらも旨みの詰まった味わいは、和食から洋食まで幅広く活用できます。
今回は、マゴチの美味しさを存分に味わえる絶品レシピを5つご紹介します。釣ってすぐの新鮮なマゴチはもちろん、市場やスーパーで手に入れたものでも美味しく仕上がるので、ぜひチャレンジしてみてください!
1. マゴチお寿司&刺身

マゴチお寿司&刺身【材料】
マゴチお寿司【手順】
- マゴチの下処理
- 寿司飯の準備
- 握り寿司の形成
- 盛り付け
- 握った寿司を美しくお皿に並べます。
- しょうゆを添えて、ガリも一緒に盛り付けます。
これで、美味しいマゴチの握り寿司の完成です!新鮮なマゴチの甘みと、わさびの風味が絶妙に調和する一品です。どうぞお楽しみください。
マゴチお寿司【材料(2人分)】
マゴチお寿司【作り方】
- 鍋に水、醤油、みりん、酒、砂糖、生姜を入れて煮立たせる。
- マゴチの切り身を入れ、中火で10分ほど煮る。
- 煮汁が少なくなったら、スプーンでかけながら味をなじませる。
- 器に盛り付け、煮汁をかけて完成。
マゴチお寿司【ポイント】
身が崩れやすいので、煮すぎに注意しましょう。
2.マゴチのアクアパッツァ

マゴチのアクアパッツァ【材料】
マゴチの下処理と切り方
- ウロコ取り
- 頭を落とす
- 内臓を取り除く
- 背骨に沿ってフィレを切り出す
- 一口大に切る
マゴチのアクアパッツァ【作り方】
- アサリの砂抜き
- にんにくを炒める
- マゴチを焼く
- アサリと野菜を加える
- 煮込む
- 仕上げ
これで美味しいマゴチのアクアパッツァが完成です。どうぞお楽しみください!
3. マゴチの天ぷら

マゴチの天ぷら【材料(2人分)】
マゴチの天ぷら【作り方】
- 天ぷら粉を冷水で溶く。
- マゴチの切り身に軽く小麦粉をまぶし、衣をつける。
- 170℃の油でカリッと揚げる。
- 皿に盛り、塩または天つゆでいただく。
マゴチの天ぷら【ポイント】
冷水で衣を作ると、サクサク感が増します。
4.マゴチの煮付け(2人分)

写真のようなマゴチの煮物、上品な白身に甘辛い煮汁が染みてとても美味しそうですね。以下に、シンプルで本格的なレシピをご紹介します。
マゴチの煮付け【材料】
マゴチの煮付け【作り方】
- 下処理:マゴチはウロコと内臓を取り除き、熱湯をかけて臭みを抜きます。ごぼうはささがきにして水にさらしておきます。
- 煮汁を作る:鍋に水・酒・醤油・みりん・砂糖・生姜を入れて中火にかけ、煮立たせます。
- 煮る:煮汁が沸騰したらマゴチとごぼうを入れ、落とし蓋(またはアルミホイル)をして弱火で10〜12分煮ます。
- 仕上げ:落とし蓋を外し、煮汁をスプーンで魚にかけながら2〜3分煮詰めて完成。
ご飯との相性も抜群で、冷めても美味しい一品です。釣ったばかりのマゴチで作ると格別ですよ。
煮汁を少し濃いめにして、翌日温め直しても味がしっかり染みて美味しいです。
5. マゴチの炊き込みご飯

マゴチの炊き込みご飯【材料(2人分)】
マゴチの炊き込みご飯【作り方】
- 米を研ぎ、通常の水加減にセット。
- 醤油、みりん、塩を加える。
- マゴチの切り身と昆布をのせ、炊飯。
- 炊き上がったら、マゴチの身をほぐして混ぜる。
マゴチの炊き込みご飯【ポイント】
出汁のうまみが米に染み込み、絶品の味わいに。
まとめ
マゴチはシンプルな味付けでも美味しく、さまざまな調理法で楽しめる魚です。特に刺身や煮付け、天ぷらは人気が高く、ご家庭でも手軽に作れます。釣れたマゴチをぜひ美味しく調理し、新鮮な味わいを堪能してください!
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