磯遊び!カニの種類と食べ方&危険な蟹!カニの捕まえ方!安全に楽しむ為の知識

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磯遊びで簡単に見つかるカニの多くは食用可能ですが、味や食感が好まれないことが多いです。
イワガニは無毒で食べることができますが、殻が固く、一般的には美味しくないとされています。
イワガニは味噌汁の出汁として使うことができ、風味を楽しむことができます。

磯遊びで捕まえたカニは観察後、自然に返すことが推奨されています。

危険:スベスベマンジュウガニは毒を持っているため、食べることは危険です。

少し捕まえるが難しいですが、磯遊びで採取出来るカニを紹介します。
磯遊びで捕まえることができるカニの中には、食べられる種類がいくつかあります。以下に代表的な食用カニを紹介します。

家族やカップルで楽しめるハゼ釣りの詳細は別記事で紹介します。

イソガニ: 磯や堤防で最も一般的に見られるカニで、味噌汁にすると美味しいとされています。
外見: イソガニは平べったい甲羅を持ち、左右のハサミの大きさが同じです。体の色は背面から歩脚まで赤紫色に緑や黄色の斑模様が入り、腹面は白っぽいです。多くは3cmに満たないですが、4cmほどに成長する個体もいます。

食性: イソガニは雑食性で、海藻や小魚、貝類などを食べます。飼育する際には、小魚や貝などを餌として与えると良いでしょう。

繁殖: 4月の下旬から夏にかけて繁殖します。磯では個体数が多く、イソガニ同士で餌や縄張りを巡って争うこともあります。

飼育: 磯で簡単に捕まえることができ、持ち帰って飼育することも可能です。ただし、淡水では生きられないため、海水の中で育てる必要があります。水を綺麗に保ち、小魚や貝などを餌として与えると良いです。

イソガニは食べることができます。特に味噌汁や素揚げとして食べるのが一般的です。

イソガニを使った味噌汁は、非常にシンプルでありながらカニの風味を楽しむことができます。
まず、イソガニを水で洗い、キッチンバサミで半分に切ります。
鍋に水とイソガニを入れ、中火で煮立たせます。アクを取り除き、味噌を加えて完成です。

イソガニの素揚げも人気があります。
イソガニを洗い、180度の油で揚げるだけで、カリッとした食感が楽しめます。
ビールのおつまみにもぴったりです。

イソガニは市場に出回ることは少ないですが、磯遊びや釣りの際に捕まえて食べることができます。
シンプルな調理法でその風味を楽しんでみてください。

イソガニは、磯遊びや釣りの際に見つけることができる身近なカニです。興味があれば、ぜひ観察してみてください。

イワガニ: イソガニと似ていますが、より小型で敏捷です。こちらも味噌汁に適しており、特に脱皮直後の柔らかい個体は美味しいと評判です。

  • 外見: 甲幅は約3.5cmで、体は黒緑色の硬い甲羅に覆われています。各所に緑褐色の斑点があり、鋏脚は紫色をしています。
  • 生息地: 北海道以南の日本各地に広く分布しております。
  • 食性: 雑食性で、フナムシや小魚、海藻などを食べます。
  • 生態: 波打ち際の岩場を素早く走り回り、敵が来ると岩の隙間や潮だまりに逃げ込みます。

岩ガニは一般的には食用として認知されていませんが、味噌汁やパスタソースなどに利用されることがあります。身は少ないですが、濃厚なカニの風味が楽しめるため、出汁として使われることが多いです。

ショウジンガニ(学名: Plagusia dentipes)は、外洋に面した岩礁海岸に生息するカニの一種です。以下にその特徴をまとめ紹介します。

  • 外見: 甲幅は最大で6cmほどで、全身が濃い赤褐色をしています。甲羅の表面には短い毛が密生しており、横にはノコギリの歯のようなとげが4本並んでいます。鋏脚は左右が同じ大きさで、小さないぼ状突起が点線状にたくさん並んでいます。
  • 生息地: 太平洋西部の熱帯域から温帯域に広く分布し、日本では東北地方以南の沿岸で見られます。外洋に面した岩礁海岸の、水面下から水深20mくらいまでに生息します。
  • 食性: 雑食性で、海藻や小動物などを食べます。
  • 生態: 岩の隙間にひそんだり、岩の上を素早く走り回ったりして生活します。水質の悪化には弱く、波に洗われる磯を好みます。

ショウジンガニは食用にもなり、焼き物や味噌汁などで食べられます。特に味噌汁のだしとして利用されることが多く、漁師さんや漁業関係者の間で人気があります。

ショウジンガニは、磯遊びや釣りの際に見つけることができる身近なカニです。興味があれば、ぜひ観察してみてください。
捕まえるのは難しいですが、餌を使うことで簡単に捕獲できることがあります。

ショウジンガニを捕まえる方法はいくつかありますが、特に「ひっこくり」という伝統的な漁法が効果的です。以下にその方法を説明します。

  1. 道具の準備: ひっこくり用の道具は自作する必要があります。竹の棒や不要な釣り竿を使い、先端に紐を通し、紐の先端に輪を作ります。エサは匂いの強いものが良く、サバやイワシの切り身を使用します。
  2. エサの設置: ひっこくりの先端にエサを取り付け、ショウジンガニがいそうな岩の隙間や影の近くに沈めます。ショウジンガニは匂いに引き寄せられてエサに近づいてきます。
  3. 捕獲: ショウジンガニがエサを食べ始めたら、先端部の輪にカニの足を入れ、手元の紐を勢いよく引っ張ります。これにより、カニの足が輪に挟まれ、逃げられなくなります。
菜々子
菜々子

道具は、売ってないんだ~
輪を作るって、よく分からないんだけど⁉

補足:竿や棒の先端にエサを巻き付けて、輪を作るのですが、フロロカーボン20号ぐらいの糸で輪を作り、手元まで糸がくるように調整して、フロロカーボンを手元で引くと輪が締まる仕組みです。引くと締まるように作るには、フロロカーボンの反対側を先端に固定してトップガイド『棒ならサルカン』を利用して輪を作り手元まで伸ばして引いて締まるように作ってください。

磯風
磯風

カニは餌の匂いに反応がよくガサゴソと餌に寄ってくるけど、
捕れそうで捕れないという焦れったさがひっこくり最大の魅力ですね。
子供も楽しめるけど大人が必死になる楽しい伝統漁方です。

  • ショウジンガニは非常に素早く動くため、捕まえる際には慎重に行動する必要があります。
  • 捕まえたカニはクーラーボックスに入れて持ち帰ると良いでしょう。暑さに弱いため、氷を入れて冷やしておくと良いです。

この方法を使えば、ショウジンガニを効率よく捕まえることができます。ぜひ試してみてください。

ヒライソガニ(学名: Gaetice depressus)は、磯遊びや釣りの際に見つけることができる身近なカニです。外洋に面した岩礁海岸に生息する小型のカニです。以下にその特徴をまとめ紹介します。

外見: 甲幅は約2.5cmで、甲羅は平らで光沢があります。色は緑褐色や赤褐色、白色など多様で、環境に応じて擬態するため変化に富んでいます。

生息地: 北海道から九州までの磯に広く分布しており、特に内湾や水質があまり良くない場所でも生息することができます。

食性: 雑食性で、海藻や小動物などを食べます。

生態: 岩の隙間や転石の下に隠れて生活し、敵が来ると素早く逃げ込みます。イソガニに比べて動きが遅いため、比較的簡単に捕まえることができます。ヒライソガニ: 背中が平らで、色のバリエーションが豊富です。こちらも食用として利用されます。

ヒライソガニはイソガニ同様に食べることができます。特に味噌汁や揚げ焼きとして食べるのが一般的です。

ヒライソガニを使った味噌汁は、カニの風味がしっかりと出て美味しいです。
まず、ヒライソガニを水でよく洗い、キッチンバサミで半分に切ります。
鍋に水とヒライソガニを入れ、中火で煮立たせます。アクを取り除き、味噌を加えて完成です。

ヒライソガニの揚げ焼きも人気があります。ヒライソガニを洗い、180度の油で揚げるだけで、カリッとした食感が楽しめます。
ビールのおつまみにもぴったりです。

ヒライソガニは市場に出回ることは少ないですが、磯遊びや釣りの際に見つけることができる身近なカニです。ぜひ捕まえて食べてみて下さい。

ベニツケガニ(学名: Thalamita pelsarti)は、食べられますが、あまり美味しくないとの情報があります。見た目はワタリガニに似ていますが、サイズは小さめです。十脚目ワタリガニ科に属するカニの一種です。観賞用としても人気があり、色の鮮やかな個体は観賞用として販売されてます。

ベニツケガニは一年中採れることができますが、特に漁の最盛期や旬の時期は地域によって異なります。以下にその特徴をまとめ紹介します。

  • 外見: ベニツケガニの甲幅は約7〜8cmで、甲羅の縁や鋏脚の縁が赤く縁取られています。体色は茶褐色から暗緑色で、甲羅や鋏脚にはビロードのような短い毛が生えています。
  • 生息地: 日本では房総半島以南の地域に分布しており、水深20〜30mほどの岩場に生息しています。浅瀬やタイドプールにも見られることがあります。
  • 食性: 魚やエビなどを捕食します。夜行性で、夜になると岩の隙間から現れ、強い鋏を使って餌を捕らえます。
  • 名前の由来: ベニツケガニの名前は、その体色に由来しています。甲羅の縁や鋏脚の縁が赤く縁取られているため、「紅をつけたカニ」という意味で名付けられました。

ベニツケガニは比較的大型のカニですが、食用として流通することはほとんどありません。調理しても味が薄く、うまみが少ないため、漁師さんたちは捕獲してもほとんど海に戻してしまいます。
しかし、毒を持っているわけではないので、塩ゆでや味噌汁にして食べることは可能です。

ベニツケガニは観賞用としても人気があり、色の鮮やかな個体は観賞用として販売されるため、ショップによっては、買い取りをしてくれます。

ベニツケガニを捕まえるための詳しい方法を以下に説明します。

  1. 道具の準備:
    • : 小型の網を用意します。網の目が細かいものが適しています。
    • トング: カニをつかむためのトングを用意します。鋏に挟まれないようにするためです。
    • バケツ: 捕まえたカニを一時的に保管するためのバケツを用意します。
    • 手袋: カニの鋏から手を守るために手袋を着用します。
  2. 場所の選定:
    • ベニツケガニは岩場やタイドプールに生息しています。特に夜行性なので、夕方から夜にかけて活動が活発になります。
    • 干潮時に岩場や潮だまりを探すと見つけやすいです。
  3. 捕獲の方法:
    • 観察: まず、岩の隙間や潮だまりを観察し、ベニツケガニがいる場所を見つけます。
    • 網の使用: 網を使ってカニをすくい上げます。カニが逃げないように素早く動かします。
    • トングの使用: トングを使ってカニをつかみます。鋏に挟まれないように注意しながら、しっかりとつかみます。
    • バケツに入れる: 捕まえたカニをバケツに入れます。バケツには少量の海水を入れておくとカニが長持ちします。
  4. 保管と持ち帰り:
    捕まえたカニはバケツに入れて持ち帰ります。暑さに弱いため、海水温に気を付けて持ち帰りましょう。
  • 安全対策: 岩場は滑りやすく、鋭い貝殻やフジツボがあるため、マリンシューズや手袋を着用することをおすすめします。
  • 環境保護: 必要以上に捕まえず、自然環境を大切にしましょう。

スベスベマンジュウガニは、フグと同じテトロドトキシンを持つ毒ガニとして知られています。

見た目はかわいらしいですが、食べると非常に危険です。
特にハサミの筋肉に毒が多く含まれています 。

⚠️ 注意点

スベスベマンジュウガニは触るだけでは人体に影響はありませんが、絶対に食べてはいけません。
毒は調理で分解されないため、食中毒のリスクがあります。

スベスベマンジュウガニ生息地
このカニは岸近くのサンゴの岩の隙間などに生息しており、特に伊豆半島や関東地方で見られます。

スベスベマンジュウガニ毒の種類
スベスベマンジュウガニは、地域によって持つ毒が異なります。
沖縄など南方では麻痺性貝毒を持ち、関東ではフグ毒を持つことが多いです。

毒ガニの見分け方

毒ガニは色ではなく形状で見分けるのが良いです。
多くのカニは同じ体色を持つため、形状に注目することが重要です。

スベスベマンジュウガニの特徴

スベスベマンジュウガニは、赤褐色から紫褐色の甲羅に白い網目模様があり、特にハサミの筋肉に毒が多く含まれています。

天気が良く、海が穏やかで干潮のタイミングが磯遊びに最適です。
磯は滑りやすく、怪我のリスクがあるため、マリンシューズの着用が推奨されます。
子供が参加する場合は、ライフジャケットの着用が安全です。

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イセエビやサザエ、アワビの採取は禁止されています。絶対に採取してはいけません。
トゲや毒を持つ生物もいるため、素手で触らないように注意が必要です。

カニを捕まえる際は、石をひっくり返すと見つけやすく、磯遊びで捕まえたカニは観察後、自然に返すことが推奨されています。

観察を通じて、カニの生態や行動を学ぶことができます。

捕まえたカニは、観察後に元の場所に戻すことで、自然環境を保護します。

カニの観察は、子供たちにとって教育的な体験となりますね。

マリンシューズやライフジャケットは安全のために必須で、手網や生き物を入れる入れ物があると便利です。
日焼け止めやタオル、飲み物や軽食を持参することで、長時間の磯遊びを快適に過ごせます。

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磯遊びは、大人から子供まで楽しめます。
しかし、安全第一で遊んで下さい。特にお子さんと遊ぶ場合は、ライフジャケット着用を心がけて下さいね。

足元は滑るので、マリンシューズをおすすめします。
普通のビーチサンダルは、滑ってかなり危険です。磯場はゴツゴツしてて、万が一頭などを打ってしまうと、大惨事にもなります。とても楽しい磯遊び!安全に気を配り楽しく遊びましょう♪

磯には、カニだけでなく魚も触ると危険な魚達がいます。
別記事で詳しく紹介します。

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