基本ワラサは、向こう合わせと言っても言い過ぎで無い釣り物です。ヒット後に外れ無いように合わせるぐらいで、大切な事は2つです。
【サニービシの調整方】そして【タナ取り】
この2つさえマスターすれば、初心者でも楽しくワラサ釣りが出来ます。しかし、いくつか注意点もあるので紹介したいと思います。ある程度知識のある方は、読みたい場所に目次から飛べますので、お楽しみ下さい。まず見出しでもお伝えした、サニービシの調整から紹介して行きましょう。
サニービシの仕組み
サニービシには、上下調整がついてますよね。通常は、上の隙間はシャクった時に海水が入り下からコマセが出る仕組みです。
まず上の、隙間は、横に回転させて穴の隙間を調整するので見ればすぐ分かります。では、下の隙間の調整ですね。
こちらは1番上にスプリング状になってる回すツマミがあるので、回転させて下の隙間を調整するように作られてます。
サニービシ調整
実は、船で配られるコマセ『オキアミ』は、つけ餌としても使用します。なるべく型が良く目がキレイな個体を取り分けて使って行くのです『別に購入する方も少なくありません』
結論から紹介するとコマセに同調させてつけ餌を食わせる訳ですが、真鯛と違ってワラサは、コマセに突っ込んできます。そこで、状況に対応したコマセワークが重要になって来ます。
最初は、良く分からないと思うので基本から順に紹介しますが、同じ船には絶対と言えるぐらいベテランの方が居るので聞いて見るのも勉強になります。それでは、基本から紹介します。
サニービシ基本調整
サニービシには、上下調整がついてますよね。上の隙間はシャクった時に海水が入り下からコマセが出る仕組みです。
しかし、真鯛などと違ってワラサは上の穴から多めに出す事になります『朝1は特に』
まずは、上の隙間を半分もしくは、1/3に調整します。そして下は、2〜3メモリ【オキアミが通るぐらい】
隙間にコマセのオキアミを合わせて見て下さい。普通に通るぐらいで2〜3匹楽に通るぐらい。指が通るようなら開け過ぎです。
しかし、真鯛ほどシビアでは無く朝イチなのどは、大量にコマセを撒いてワラサを寄せます。その時には、上の隙間の調整を半分ぐらいに広げて一度の落とし込みでコマセが無くなるぐらい撒きます。
朝イチは、このセットで望む事が多いですが出港前に船長に最近のワラサの状態を確認すのが1番。
上の穴の調整でどれ程変わるのか?
実験してみたのでお伝えします。
- 全開時:約1分『タナに到着時、半分以上なくなります』
- 半分:約3分
- 1/3:10分経ってもカゴに半分残りました。
渋い時は、1/3でしっかりシャクリ、ワラサを寄せる。
朝イチは、半分開けてガンガンコマセを出して寄せる。最低でも5分アタリがなければ上げてコマセを詰めて再投入です。
ワラサ釣りのハリスは?
実は、朝イチや食いが立ってる時と食い渋りでかなり変わって来ます。
最低でも数種類のハリスを用意する事は、必須です。
食いが良い朝イチなど
最低でも8号以上12号ぐらいまでのハリスを使って行きます。長さは船宿で確認ですが、ほぼどの船屋は6メートルです。しかし、ワラサはコマセに突っ込んで来ますので、4.5mハリスでも平気です『食いが良い朝1』全然変わらず釣れます。
何故、食いが良い時に太いハリスを使うのか?
それは、お祭り防止が1番の理由で、もう1つは、釣れる時合が長くないのでチャンスを逃さずガンガン行きます。
何故お祭りが多くなるのか?それは食いが良いと、船中同時ヒットするからでワラサ『青物』走ります。おのずとお祭りをするんで、ハリス切れの心配無くある程度強引に上げてくるのが鉄則です。
遊魚船で釣りをする上でお祭りは、仕方ない事で決して喧嘩になってはいけません。しかし、マナーをしらず引きを楽しんで、ゆっくり上げ、結果お祭り!みんなが嫌な思いをします。
特に朝イチは、ドラグを締めて太ハリスで強引なぐらいに一気に巻き上げましょう。
通常使いのハリスのまずは8号を紹介します。
\ハリス8号/
朝1の太ハリスは12号でガンガン行きましょう♪
\ハリス12号/
ワラサ釣りドラグ調整
朝イチは、しっかり締める!通常は、ライン強度の1/3です。例えば
ハリス8号の強度・・・12.7Kgドラグは約4Kg
ハリス5号の強度・・・9Kgドラグは約3Kg
なんですが正直分かりますか?そんな数値聞いてもな〜正直??自分もそう思います。
ドラグ4キロの目安は、両手でラインを引っ張り『力を入れて』少しづつラインが出る程度。
ドラグ3キロは、片手で『力を入れて』少しラインが出る程度だと覚えおけば十分です。
マッチョのパワーでなく普通のおじさんレベルで考えて下さい(笑)
力は人それぞれですしね『女性も少し多めの力入れた感じ』で覚えおけば平気です。実際にあまりにも大物でラインが出るようなら釣りながら締めればOKです。
船ワラサタナ取り
アジなどと違って、タナは上『海面』から◯◯メールこの場所の水深『底までの深さ』◯◯メールそんな指示がです。
1番肝心なのは、リールのカウンターを信用しない!ラインでしっかりと水深を合わせる事です。
PEラインで長さを測る。PEラインは10m事に色が変わります。つまり3色でれば30m
しかも1メートル事に白い印があるので34mなら3色+白マーカー4っ目となります。
潮が緩い時のタナ取り
潮が緩ければ、落としながらラインマーカーを見れば誰でも簡単に分かります。
例えば船長の指示が上から34m
そんな放送が流れたら34m+ハリス分『40m』落として、ハリスが馴染むのを10秒待ってから竿を大きくシャクリ、コマセを出し、竿を下げる時に2m分リールで巻ながら竿を下げ、また大きく竿をふり上げて、下げながらリールで巻ます。更にもう一度同じ動作をしたら、ハリス分上げ、指示タナにビシカゴを止める。
コマセは、40mから2mおきに撒かれ縦にコマセが撒かれた事になります【指示34m.最終的にビシを止める】これで指示タナに仕掛けが入る事になります。
これで少し待てば、活性良ければすぐにアタリます。
これが基本中の基本です。
しかし、水溜まりなどと違って潮が緩くても真下に仕掛けが行く訳ではありませんので実際は斜めになってる分、仕掛けは上にあります。なので、クッションゴム1m分を計算外でいい感じです。
次は、潮が早い時の対象方をお伝えします。少し難しく感じかもしれませんが大丈夫です。
潮が早い時のタナ取り
剣崎沖では、潮が緩い時の方が少ないし、船も流れてるので肝心なタナ取りは、これからが本番です。
船から落としてると、どれぐらい流されてるか竿から海面までのラインを見てもある程度判断できます。
例えば、
隣の席の方の前まで道糸が斜める時などは約45度ぐいです。
その時のラインで34m出してもビシの位置は約2m上にあります。
この時は、2~4mラインを出して当たりタナを探ります。
隣の席までは流れ無いけど斜めになる時のビシの位置は、約30度ぐらいとして、約1mは上にビシがある感覚です。この時は、1~3m下げて当たりタナを探ります。
ワラサ釣りタックル
意外と軽く考えてしまうクッションゴム、ワラサにはかなり重要なんです。
通常ワラサ『青物』のクッションゴムは3㎜と言われてますが、実は、商品によって強度が違うのご存知でしょうか?ワラサが沢山釣れてる時期は船も多くの釣り人で賑わい、お祭りも多くなります。
クッションゴムをサイズダウンすると効果が大きいので、有名なヤマシタの品で違いを紹介します。
太さ(㎜) | 強度(㎏) | 適合ハリス(号) | |
ゴムヨリトリR/RS | 2㎜ | 8.3 | 5号 |
厳選ゴムヨリトリ | 2㎜ | 20.0 | 10号 |
厳選ゴムヨリトリ | 2.25㎜ | 25 | 14号 |
ゴムヨリトリR/RS | 2.5㎜ | 15.0 | 7号 |
厳選ゴムヨリトリ | 2.5㎜ | 29.0 | 18号 |
ゴムヨリトリR/RS | 3㎜ | 16.4 | 10号 |
厳選ゴムヨリトリ | 3㎜ | 35 | 24号 |
磯ちゃんがクッションゴム変えてるの見たことないよ⁉
結論から言うと自分は、厳選ゴムヨリトリ2.5㎜で朝から喰い渋りまでこれです。
人によっては喰い渋り時に厳選ゴムヨリトリ2㎜を使いますが、2.5㎜で平気です。
取り込み時にコマセカゴを置いたらハリスを手で手繰り寄せます。ワラサも走るし素手では痛いし怪我をしますのでフィッシンググローブは大切ですよ。
竿とリール
ワラサ釣りの竿
比較的に長い竿を使います。穂先の感度も大切ですが、それ以上にしっかりしたバットパワー&揺れを吸収するしなやかさが重要になってきます。
実は、少し前までのワラサ竿は、2,7m~3mでしたが正直疲れました。
現在の主力製品は2.1m~2,4mで良い竿ができました。
ワラサ釣りは真鯛の延長と言う感じで少し前は、真鯛竿を使う方も多かったのですが、真鯛竿もチューブラー素材などの高級竿が多く正直ワラサ釣りに使うのは、もったいないです。
竿本来の強度以上の曲がりに衝撃、船のスクリューやお祭りと危険が多いので真鯛竿の流用は、オススメしません。
コスパもよく紹介したいのがDAIWAワラサXを紹介します。
磯ちゃん先週ワラサ船でアジビシ竿使ってたよね⁉
周りの人の視線が恥ずかしかったよ。
実は、朝1のゴールデンタイムに1,8mの
アジ竿は手返し良いんだ♪
ひどーい!何で教えてくれなかったのよ
アジ竿も代用できますがメリット以上にデメリットがあるんですよ。
船の揺れを吸収出来ないので、手持ちで釣る事になり意外と重たいタックルなので大変で女性や子供には厳しくオススメ出来ないんです。
もちろんメリットもあります。1,8mの竿の取りまわしの良さは魅力です。
自分も1日は無理なのでゴールデンタイムのみしか使いません。
ビシアジの詳細記事も興味ある方は、是非ともご覧くださいね♪
ワラサ釣りのリール
通常は電動リールを使う方が多いのですが、手巻でも平気です。
しかし、朝1は釣り人が一丸となってコマセを撒くので電動リールで手返しよく釣るのが一般的です。
しかも、ゆっくりと巻くとお祭りの原因にもなるので乗合船は電動リールを使うと良いですね。
ラインはPE5号が使い勝手が良いです。PE4号では祭ってテンビンからロスする事もありPE6号は、潮うけし過ぎ祭りが多くなるのでPE5号がオススメです。
最高級品はやはりDAIWAならシーボーグシリーズです。余裕がある方は500番
実際には300番でも十分に使えます。
\最高峰シーボーグ500/
実際に使う方が多い電動リールがこれです。
\最高峰シーボーグ300/
コスパも良い商品でパワーも十分な電動リール!かなりオススメのリール
\十分なスペックのレオブリッツ500/
ワラサ釣りのテンビン
多く人が使う弓型の天秤にはマイナス効果もあります。
魚が喰った時にアームのしなりのロスが出ます。アタリ取りのシビアでないワラサでも小さなアタリが分かりずらいと楽しさ半減ですが、メリットもあります。
「置き竿」の釣り方であれば、船の揺れによる仕掛けの動きを消してくれるプラス効果も考えられます。
DAIWA快適天秤
サイズは、2.0㎜の50㎝です。
ダイワ天秤快適天秤アーチ2.0㎜ー50㎝
自分が好きなストレートタイプ天秤『DAIWAのリーディングアーム』
リーディングアーム1.6-750がオススメです。
まとめ
大物釣り入門に最適なワラサ釣り♪道具を全部揃えるのはお金がかかります。
最初はレンタルタックルで、クッションゴムと仕掛け天秤、ビシカゴのみ購入してチャレンジすると良いと思います。
ワラサ釣りに行く時にクーラーボックスを悩みませんか⁉
長くなるので、別記事で紹介してます。興味ある方は、是非ともご覧くださいね♪
釣りの朝は早起きで船に揺られて体力使いますよね。
行きは興奮して平気なのに帰り道の渋滞なんかにつかまると、カーステレオの音楽が子守唄に感じた事ありませんか?
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