秋から冬にかけて脂がのって美味しくなるハゼ!
手軽に釣れる人気ターゲットですが、実は“持ち帰り方”を間違えると危険ってご存知ですか?
今回は、読者さんからの「ハゼの天ぷらで食あたりした」という実体験をもとに、
正しい【ハゼの持ち帰り方】と【釣りハゼ料理の楽しみ方】を2部構成で紹介します。

何だか冒頭から、過激な文面では⁉




ごめんなさい。
しかし、あまりにもご情報が多く読者さんからコメント頂きました。
なので緊急に記事を書きます。





今回は、ハゼの安全な持ち帰り方と【釣りハゼ料理】の
2部構成でお伝えします。後半の下処理から料理もお楽しみくださいね♪
ハゼは※尾の内側が袋状に、、、後ほど♪
スーパーではなかなかハゼって見かけないと思いますが何故だと思いますか?
実は、ハゼは【泳ぎ】と言って活きたハゼが美味しく死んで(上がり)しまうと水気が出てしまって身がペチャっとなてしまい、あまり美味しくないのがハゼなんです。
泳ぎのハゼは、身が締まって厚みが出ててとても美味しいのが特徴





【身が爆(は)ぜる!ハゼだけに(笑)】


緊急に記事を作成する⁉
ギャグ語ってる場合かしらね⁉


ハゼの天ぷらで食あたり!? 原因は“氷と川の水”にあった




読者さんからメールでハゼを釣って天ぷらで
食べたら食あたりになった!
医師も天ぷらですよね⁉
釣りたてハゼを天ぷらで食べて食あたり…その体験談
ハゼの天ぷらで当たりました。
原因がいまいち分からず質問させて頂きます。
10月の数日前に早朝から昼にかけて海から数キロ程上流の河川にて釣りました。
クーラーボックスに川の水と板氷を入れキンキンに冷却し持ち帰り、流水でよく洗ってから捌き、4~5時間冷蔵庫に保管して夜天ぷらにして食べました。
食後約21時間後、38時間後、51時間後と3名がそれぞれ時間がずれて嘔吐、下痢の症状でした。医師は天ぷらだよね?と首を傾げてました。やはり当たりづらいモノなのでしょうか。
回復に全員が3日かかりました。
川の水が、悪かったのでしょうか?
今思うと持ち帰り時に氷が溶けました(保冷力の弱い安価なクーラー)なのですが、それが原因なのかとも考えてもおりますが確証が持てず、今後の釣行の為にも是非、磯風さんの見解を教えてください。





M/Kさんお問い合わせありがとうございます。
大変な思いをした事にお悔やみ申し上げます。
責任を持って正確な情報をお伝えします♪
持ち帰りの保冷力にはクーラーボックスの性能も大切。
釣り人に人気のモデルは「シマノ フィクセル ベイシス」「ダイワ クールラインαシリーズ」などです。
氷が長持ちするタイプを選びましょう。
ハゼ釣りのクーラーボックスは、シロギス釣りに流用可能な物がおすすめ
原因は“氷と川の水”の温度差と雑菌リスク







詳細から!
川の水の可能性もありますが!
まず、白身魚は身に水が浸透しやすく冷水保管はNGなんです。
正解は、氷のみで締めるか活かして持ち帰るです。
そもそも、川の水がダメか!って話しでも無く、白身魚は氷水での保存に適さないのです。
良く間違った解説をしてるサイトを見かけますが、川や海の水を汲んで氷でキンキンに冷やし持ち帰ると良いと間違った解説をしてるサイトを多く見かけられます。





お問い合わせありがとうございます。
直接メールしましたが、当サイトの仲間に同じ被害が無いように、記事内で原因をお伝えします(掲載許可済です)
活かせて持ち帰れないのなら氷のみをクーラーボックスに入れて持ち帰って下さい。ハゼに直接氷が当たらないようにハゼをジップロックやビニール袋などに入れて持ち帰るのがベスト。
船釣りの多くでは、海水氷を作ってクーラーボックスで持ち帰りますが、白身魚ではこれは、やりません。記事が長くなるので詳しい解説はしませんが、もし詳しく知りたい方が入れば、コメント欄でお知らせ下さい。
最悪食あたりになる事もあるので【川の水+氷】やめて下さいね。
今回の1番の原因は、中途半端な保冷で魚がいたみ川の水の細菌が身に入った可能性


では!M/Kさんのように大変な思いをしない
安全な方法とは⁉
【保存の基本】氷のみで締める or 活かし持ち帰りが正解!
結論からお伝えすると。
活かせて持ち帰るか氷のみで締める(氷水ではない)
活きハゼの天ぷらが最も美味しいのは活かせて持ち帰るのがベスト!
しかしポンプなど持ってない車なら良いけど電車など荷物が増えると困る。
そんな方も大丈夫!
ハゼを生かしたまま持ち帰る方法と注意点


正直言ってハゼは強い魚でタッパーなどに入れて水なしでも1時間程度なら活きてます(個体差による)
少しタッパーに水を入れて暑い日ならクーラーボックスにペットボトル氷を入れて暑くならないようにすれば、1〜2時間は平気です(水を氷で冷やすのではない)クーラーボックス内の温度調整レベルの話しです。
【余裕があればエアーポンプ!】


ハゼはジャンプするのご存知でしたか?
フタがないと飛び出すんですよ〜このタックルバッカン 折りたたみ式 でチャック付きでおすすめです。




エアーポンプ
以外と安く購入できるのご存知ですか?




エアーポンプ。昔は、品質も悪く
高価でした(;’∀’)電池も高かったしね~
充電ケーブル/チューブ/収納袋など付属で電池式に比べてコスパの良い製品で
我が家も愛用してます。2,000円以下でこの品質は凄くないです~♪
【ホントは、これが1番おすすめ!】
【そんな立派な舌を持ち合わせてない!普段釣ったハゼはタッパーだけで持ち帰り食べる】


そんなツッコミが聞こえるようですね^^;
しかし、活きハゼを自宅で作ったら私の話しを信用してもらえると思います。





【身が爆(は)ぜる!ハゼだけにね(笑)】



、、、
味もそうですが身が厚みを保ちふっくら最高のハゼ天ぷら!
調理も簡単なので紹介して行きますね。是非自分で釣って味わって下さいね♪





それでは、後半の記事【ハゼの調理法】です♪
ハゼを安全に食べるための下処理と保存法


エラの間と頭を押さえるとヒレが立つのでやって見て下さい。
そしたらまず腹ビレを落として行きます。
包丁の刃先を使ってウロコを丁寧に取り除いて下さい。
指で触ってウロコが取れたら頭を落とします。頭を落とすと内臓も簡単に取る事が出来るのですが丁寧にゆっくりキレイに取り除いて下さい。
流水で丁寧に洗ってキッチンペーパーなどで水分を取って下処理完了です。


天ぷらで美味しく食べるための下処理手順
包丁を背中側から入れて行きます。この時お腹側に貫通しないように中骨に沿って尾ビレに向けゆっくり開いて下さい。





高級包丁では、なくても
(おすすめ)包丁です♪是非試してください
尾ビレの手前でストップ。
※皮目を残すとキレイに完成します。
開いて裏返します。皮目を上、身を下です。
中骨に沿って包丁を入れ背骨を取り除きます。
※尾の内側が袋状になってれば職人レベルの完成度!


腹骨に包丁を入れて腹の膜を包丁で削ぐ感じで取り除きます。
最後に裏返して(身を下・尾ビレを自分に向けて尾ビレをつまみ上げる)
尾ビレの辺りを触ると余分な骨の感謝が分かりますので包丁で切り落として完成です。


釣りハゼのおすすめ料理
ハゼはスーパーでは、なかなか購入出来ない貴重な秋の味覚!
定番の【ハゼの天ぷら】簡単ですがちょっとしたコツと失敗事例を合わせてお見せしますので、
みなさん失敗しないように、読んで行ってください。
サクふわに仕上がる!ハゼの天ぷらの揚げ方
【打ち粉】
尾ビレには、打ち粉も天ぷら粉を付けないようにして下さい。
小麦粉を揚げる直前にふりかけて余分な小麦粉を落として下さい。
【天ぷら粉】
市販の天ぷら粉の用法に従って水で溶いて下さい。
(天ぷら粉1カップ・100gに対し水3/4カップ・150mlほどの場合が多い)お使いの天ぷら粉の説明を確認してその分量で作って下さい。





※プロは、弱炭酸など使ってカリッと美味しく作りますが家庭では水でも活きハゼ天ぷら最高です。
それよりも大切ポイント!教えちゃいます♪
天ぷらは、高温で一気に揚げるのコツです!
【尾ビレを持ってゆっくりと身から油に入れるのがポイント!】



怖がって高い位置からハゼを入れるこんな感じになります。私の失敗事例をお見せします。







このように尾びれが丸まり見た目がいまいちに、、、



ちょっと~そんな言い方しなくてもいいでしょう!





なので、箸で尾ビレを持ってゆっくり身から油に入れてください。
数回、裏表を返しながら約2分で揚げれば、最高のハゼの天ぷらの完成です。


ハゼの天ぷら以外にも!釣りハゼおすすめ料理集
ハゼって天ぷら以外にもたくさん料理方法があるのご存知ですか?
興味のある方別記事で詳しく解説してます。


特に【ハゼ節】
ご存知でしょうか?釣り人の特権で江戸時代の味を再現できます♪
「せっかく釣ったハゼを美味しく食べたい!」という方は、こちらの記事で調理法をチェックしてみてください。



まとめ|ハゼは“冷水NG”!氷締めで安全&美味しく食べよう
・川の水+氷は絶対NG
・活かし持ち帰り or 氷だけで冷却がベスト
・正しい処理で、天ぷらや唐揚げなど家族も安心して楽しめます
持ち帰りは、氷で締めるか活かせて持ち帰る。
絶対に川の水+氷で締めるなんて考えないで下さい。
中途半端に溶けると腐ります。
小さい魚ほど鮮度落ちが早い物です。自然に死ぬのを待つような行為は、腐らせる行為です。
最悪ハゼ天ぷらで、食あたりなんて事例も紹介しました。
ホントにあるんです!
楽しく美味しい秋のハゼ釣りを楽しんで下さいね♪


釣り好きな仲間へ
命を頂く感謝を忘れずに美味しく頂きましょう♪
関連記事|ハゼの刺身や干物の楽しみ方もチェック!
普段釣りをしない家族やカップルでも楽しく美味しいのがハゼ釣り。しかし腕の違いがはっきりと出る釣り物でもあるんです。
これが意外とハマる方が多い特徴。釣り方は別記事で紹介してます。ハゼ釣りの基本を知らない方は、合わせてご覧になって下さい。
現代ではほとんど流通していないこのハゼ節、実は釣り人だけが手にできる“幻のだし”とも言える存在です。秋のハゼ釣りで手に入れた新鮮なハゼを使って、自分だけの江戸前の味を再現してみませんか?


