釣った鰤(ブリ)やワラサ、「ちゃんと締めていますか?」
青物は締め方ひとつで、味が大きく変わる魚です。
特に血抜きや冷却が不十分だと、臭みが出たり身が柔らかくなったりして、せっかくの釣果が台無しになることもあります。
とはいえ、
「神経締めしないとダメ?」「初心者でもできる?」
と悩む方も多いはず。
結論から言うと、青物は
👉 脳締め → 血抜き → 冷却が最優先

神経締めはしないで良いの?
青物で実際におすすめしたい考え方は“神経締めをやらないとダメ”ではなく、神経締めまでできればかなり良いです。
神経締めは必須ではありませんが、できればさらに美味しくなります。
※ただし夏のメジナは神経締めがおすすめ♪
詳しい理由と神経締めのやり方は別記事で詳しく解説してます。
この記事では、釣り人目線で
をわかりやすく解説します。
青物は締め方で味が決まる理由
ブリ・ワラサなどの青物は、血の量が多く、運動量も多い魚です。
そのため…
👉 締め方=鮮度そのもの
といっても過言ではありません。
鰤(ワラサ)の基本の締め方【初心者OK】


まずは絶対に押さえるべき本質は「心臓のポンプ機能」を賢く使うことで、
正しい血抜きができます。





なら!「脳締め」を先にしても、血はちゃんと抜けるの?
そんな疑問が発生しますよね。
「脳締め」を先にしても、血はちゃんと抜ける!心臓の不思議な仕組み
「魚が死んだら心臓が止まって、血抜きができなくなるんじゃない?」 初心者の方からよく聞かれる質問です。確かに、生物学など知らない我々はそう考えてしまいますよね。
しかし、魚を最高に美味しく食べるための正解は、「まず脳を締め、その後に血を抜く」という順番です。なぜこの順番でいいのか、その驚きの理由を解説します。
1. 「脳の死」と「心臓の死」は別物
魚にとって、脳締め(即死)=すべての機能が停止することではありません。
魚の心臓には、脳からの命令がなくても自律的に動き続ける「ペースメーカー」のような機能が備わっています。そのため、脳を刺して一瞬で即死(中枢神経の破壊)させたとしても、心臓はその後数分間、ドクドクと力強く動き続けます。
2. なぜ心臓を止めずに「脳」だけを先に締めるのか?
これには、魚を「苦しませない」という優しさ以上の科学的な理由があります。
- エネルギー(ATP)の温存: 魚が暴れると、旨味の元となるエネルギーが一気に消費されてしまいます。先に脳を締めることで、「暴れる」という信号を断ち切り、美味しさを身に閉じ込めるのです。
- ストレス物質を出させない: 魚も恐怖や痛みを感じると、身をまずくするストレスホルモン(アドレナリンなど)が分泌されます。脳を一瞬で落とすことで、身に余計な雑味を混ぜないようにします。
目の後ろあたりをピックやナイフで刺して、素早く絶命させます。
👉 暴れを抑えてストレス・体温上昇を防ぐ
3. 本質は「心臓のポンプ機能」を賢く使うこと
脳締めで魚を静かにさせた後、エラの血管を切るとどうなるでしょうか?
静かに、しかし力強く動き続けている心臓が、「天然のポンプ」として働いてくれます。魚自身が暴れて身を傷つけることなく、ポンプの力だけで血管の中にある血をエラからドバドバと押し出してくれるのです。
まとめ:美味しくするための「黄金の手順」
- 脳締め: まずは魚の意識を飛ばし、暴れを止め、旨味の消費をストップさせる。
- 血管を切る: 心臓が動いているうちにエラ付近の太い血管(大動脈)をカットする。
- 水に浸ける: 動き続ける心臓のポンプで、血をきれいに排出しきる。




おとなしく見えて急に暴れる事もあるんです。
怪我をしないように注意してくださいね。
適度な弾力を持ったウレタンマットを使うと、魚の暴れが軽減してラクに締めることができます。
魚を傷つけないのは勿論ですが自分のケガ対策に有効なんです。
\belmont(ベルモント)の活〆マット♪/




belmont(ベルモント)は有名で良い品は分かるけど~
高いよね~
簡易的な安価なウレタン素材のマットもありますが数回使用なら問題ない程度の商品も紹介しておきますね。




ただし直射日光に当たる場所に長い時間置くと割れますよ。
使用後はよく洗って陰干しがおすすめ♪





実は、私たちは釣り専用の商品ではない。
ウレタンマットを最近購入しました。
本来の使い方は工具箱やカメラケースの緩衡用として売られている商品なんです。
しかし、約5mmあるし大きさも520×340mmあり使い勝手が良いので合わせて紹介します。
② 血抜き(最重要)
エラの付け根をしっかり切ります。





なぜ「エラ」を開いて血管を切るのか?
「なぜわざわざエラから切るの?」と疑問に思うかもしれません。実は、エラは魚の体の中で「最も効率よく血を抜ける蛇口」だからです。簡単イラストで分かりやすく解説します。


蛇口を全開にするイメージ: エラ蓋を開けて背骨の下にある血管(大動脈)をカットするのは、いわば「メインの水道管」を切り開く作業です。ここを断つことで、心臓のポンプ機能を使いながら、体中の血液を一気に体外へ排出させることが可能になります。
血液の交差点: 心臓から送り出されたすべての血液は、酸素を取り込むために必ずエラを通過します。さらに、エラを通った後の血液は「大動脈」という太いパイプに集まり、背骨のすぐ下を通って全身へと流れていきます。


belmont(ベルモント)魚を締める、捌くのに特化した万能ハサミがかなりおすすめです。
商品を見るとハサミの長さが違うのに気付くと思います。
実は、上下の長さが違うカーブ形状の刃を組み合わせると、包丁を手前に引くのと同じ原理なんですよ♪


勿論!刃面はフッ素加工でサビキに強い
しかもセレーション加工(マイクロギザ刃)の刃は、
ハサミでは切りずらいPEナインもスパッと切れるんです♪
さらにフィッシュナイフも携帯すると安心です。





このDAIWAフィッシュナイフ
実は、FTⅡ型もステンレス刃ですが
FTⅡ型+Fは、フッ素塗装で長持ちです。
折りたたんでさらにロックもかけられるので安全に持ち運びできます。
汚れても丸洗いOKなので清潔に使えます。
③ 海水で血抜き





なぜバケツの海水に漬けるの?
「エラを切ったなら、そのまま置いておけば血が出るのでは?」と思われがちですが、実は「空気に触れさせないこと」が最も重要です。
①:海水に入れて、軽く揺すりながら1〜数分





なぜ、海水に入れて、軽く振ったり揺すの?


水の中でも血は止まる?「振る・擦る」が必要な理由とは⁉
「水の中なら血は止まらない」というのは半分正解で、半分間違いです。人間も水の中では血が止まりにくいですが、魚の血抜きにおいて「放置」は禁物です。





なぜ「頭から」バケツに入れるの?
血抜きをする際、多くのプロが魚を逆さま(頭を下)にしてバケツに入れます。これには2つの論理的な理由があります。
1. 重力を味方につける
魚の大きな血管(大動脈)は背骨に沿って走っています。頭を下に向けることで、尾の方に残っている血液が重力でエラ(切断部)の方へと流れやすくなります。
2. 「エア噛み」を防いで心臓を止めない
これが非常に重要です。エラを切って空中で放置すると、血管から「空気」が入り込み、心臓に達してしまいます(空気塞栓)
心臓に空気が入ると、ポンプはすぐに空回りして止まってしまいます。「頭から水に突っ込む」ことで、血管の切り口を常に水中に沈め、心臓が止まるその瞬間まで血液を排出し続けさせることができます。





血抜きって何分やるの?
血が抜けたか判別どうすればいい?
血抜き完了のサインは「エラの色」でチェック!


初心者の方が一番悩むのが「いつバケツから出していいの?」というタイミングですよね。その答えは、魚の「エラの色」が教えてくれます。
1. なぜエラの色が変わるの?
エラが真っ赤に見えるのは、そこに酸素を運ぶための血液(ヘモグロビン)がぎっしりと詰まっているからです。 血抜きが成功して血管の中が空っぽになると、赤い色が抜けていき、エラ本来の組織の色(白っぽさや薄いピンク色)が見えてくるようになります。
2. 見極めポイント:赤から「桜色」へ
- 開始直後: どす黒い赤、または鮮やかな赤色。
- 完了の目安: 鮮やかさが消え、「薄いピンク色」や「クリーム色」に変わったら成功です。
- ※魚種にもよりますが、真っ白になるというよりは、血の気が引いて「色が薄くなった」と感じる状態を目指しましょう。
3. 初心者に伝えたい「3つの確認ステップ」
- 振るのをやめて観察: バケツの中で魚を振り、血が出なくなったと感じたら一度引き上げます。
- エラ蓋をめくる: エラ全体の色を観察します。まだ一部にドロッとした血の塊があったり、全体が真っ赤なら、もう一度バケツの中で切り口を擦ってフリフリしましょう。
- 色の変化で納得: 全体的に色が薄くなっていれば、心臓のポンプが役割を終え、血管の中がきれいになった証拠です。
「エラは魚の『健康診断の窓』血抜きが終わって、エラがパッと明るい桜色に変わる瞬間は、まさに美味しさが確定した合図です。
この色の変化を一度覚えると、もう血抜きで迷うことはありませんよ!」





血抜きが終わった後の注意点
エラの色が薄くなったら、すぐに「冷やし込み(氷水での冷却)」に移行しましょう。
いつまでもバケツの海水(特に夏場のぬるい水)に漬けっぱなしにしていると、今度はせっかく血を抜いた身が温まってしまい、鮮度が落ちる原因になります。
④ 冷却
血抜き後は速やかに冷やします。




冷やすのには、海水氷で速やかに冷却してね
👉 ここまでが必須工程





完全に魚が冷えたら海水氷から出してください。
冷やす為とは言い長い時間海水氷に漬けっぱなしはダメ
神経締めは必要?結論を解説
結論👇
👉 必須ではないが、できればかなり良い
実際に私が釣り人向けにおすすめするのは、次の使い分けです。
その日〜翌日に食べる(刺身で食べたい)、または加熱調理中心なら、脳締め+血抜き+冷却で十分です。
2〜4日寝かせたい、大きいブリを最高の状態で持ち帰りたいなら、神経締めまでやる価値が高いです。特に夏場、船上で暑い、帰宅まで長い、長時間ファイトで魚が暴れた、という条件では差が出やすいです。
神経締めのメリット
こんな人はやるべき
注意点
現場でモタつくくらいなら
👉 血抜き優先が正解
しかし、中、上級者になると熟成刺身を釣った青魚で作りたくなりますよね。
簡単な魚の血管や神経のイラストをお見せしますね♪


記事が長くなるので、神経締めのやり方は別記事で詳しく解説します。
👉ブリ(ワラサ)の神経締め完全ガイド|初心者向けにメリット・やり方・失敗例を解説
鰤(ワラサ)の持ち帰り方【ここが超重要】
ここで差が出ます。
氷の量目安





魚と同量以上の氷が理想
多すぎ⁈それぐらいでOKです。
冷やし方


持ち帰り(クーラーボックスに入れる氷)以外に
氷が必要です。
※現地の海水を汲んで氷を入れて海水氷を作ってください。
真水は絶対NGですよ。
- 血抜き後に即冷却(海水氷)
- 最終的(完全冷却後)には袋または新聞紙に入れてからクーラーボックスへ
- 氷で魚を挟むイメージ(魚は袋または新聞紙)
- 氷が直接魚に当たらないように持ち帰る。
NG
👉 旨味が抜ける原因




クーラーボックス高いしな~
海上釣り堀ぐらいだし。
そんな方には、海上釣り堀に行くのに最適なクーラーボックスのサイズは?
また、行く回数少ないしコスパよくその他にも使えるのクーラーボックスは⁈
そんな悩みを解決する記事を👇の記事で紹介してます。


さらに船釣りにも挑戦したい方への有力情報集
の記事も人気です。
コスパにこだわる方も高級クーラーボックスって高い以外に何がそんなに違うの?
そんな悩みも分かりやすく紹介します。
自分に最適なクーラーボックスを探せるようになれる記事は下記の記事です。
発泡スチロールで持ち帰りは可能?
結論👇
👉 可能だが青物にはおすすめしない
理由は…
\詳しくはこちら👇の記事で詳細を解説してます/
やってはいけないNG行動
ここ超重要です。
【魚の血や溶けた海水氷で車内が濡れることがあります】
実際に自分も、海上釣り堀で大量釣果になった際、現地購入した発泡スチロールを車に積み込んで持ち帰った経験があります。
しかし、溶けた海水氷がラゲッジルームに漏れてしまい、後から掃除しても塩分や魚の臭いが残ってしまいました。
さらに数年後、ラゲッジルーム底部分にサビ穴が発生…
それ以来、防水シートや大型ゴミ袋は必須装備になっています。


魚の血や溶けた海水氷で車内が濡れることがあり自分の二の舞になるにならないように。
特に夏場は氷が大量に溶けやすく、ラゲッジルームに魚の臭いが残ってしまうケースも少なくありません。
そのため、ビニールシートや大型ゴミ袋を敷いておくと安心です。
さらに、釣り用の防水ラゲッジシートを使えば、水漏れや魚の臭い対策がしやすく、後片付けもかなり楽になります。
発泡スチロールに限らず(クーラーボックスも含む)車に直接積み込む場合は、防水対策をしておくと安心です。
| 商品 | 特徴 | 向いてる人 |
|---|---|---|
| プロマリン 防水トランクシート PLG001 大 ネイビー | 釣具メーカー系商品 | 釣り人向け |
| Dress 防水トランクシートカバー | おしゃれ・アウトドア感 | SUV・キャンプ兼用 |
| リトルプレゼンツ 防水ラゲージシート | シンプル・安め | コスパ良しの初心者向け |
釣る前に知っておきたい方はこちら
👉 ワラサの釣り方
【初心者必見!船ワラサ釣り重要ビシ調整・タナ取りと誘い方!】
👉 夏の釣り服装
2024最新版【夏の船釣り服装!】熱中症対策と夏に狙う釣り魚
👉 魚の見分け方
似てる魚⁈どれだけ理解してる?簡単な見分け方と魚達の詳細とは⁉
ブリ・ワラサを美味しく持ち帰る関連記事
持ち帰った後の処理・食べ方
👉 帰宅後の下処理・レシピはこちら


さ~帰宅したら魚の下処理&料理の時間です。
記事が長くなるので下記の記事で詳しく解説してます。








コメント