魚の名前の由来は諸説あり色々な話しがあります。豆知識としては魅力ですね。
間違って食べると【危険な魚】や【釣りで狙う魚達】【スーパーなどのお馴染み】
の3つに分けて紹介します。
危険な魚達
キタマクラ『北枕』は有名ですね。日本では、亡くなった方を寝かせる時に『北枕』にする事から、
食べるとそうなると言う意味が由来です。
実は、ウマズラと間違って食べる事故が年に数回起きてるそうで、安全の為に違いも紹介します。
写真で見ると確かに似ている気がしますね。
なかなか写真で見比べる事が無いと思いますので並べてみました。
キタマクラ『北枕』
ウマズラ
釣り慣れてる方は、似てないよ!そう思うでしょうが実際に事故が起きてます。
キタマクラ『北枕』は、フグの仲間なので体表にぬめりがあります。ウマズラは、カワハギと同じく紙やすりみたいな体表なので釣り始めたばかりの方々は覚えておきましょう。
ちなみにフグは『河豚』です。
ヒョウモンダコ
由来は単純です。模様がヒョウ柄を思わせることに由来します。
たこ類全般は体色を変えることが出来ますがヒョウモンダコは、体表のヒョウ柄は刺激を受けると蛍光の青色に変色し、その他の部分は黄色に変色します。
体長は10㎝程度で本来は、南の暖かかな浅瀬に生息するのですが近年は地球温暖化の影響で東北方面でもヒョウモンダコは目撃情報があるので、派手なタコには触れないでください。
フグ毒で有名なテトロドトキシンがあります。
唾液腺に毒があるので嚙まれたら亡くなる大変危険なやつです。
ちなみに変色してないヒョウモンダコの写真も紹介しておきます。
よく見ないとわからないレベルです。
その他危険な魚達は、別記事で紹介してます。興味がある方は、是非ともご覧ください。
釣り魚【名前の由来】と漢字
名前の由来は、色々で楽しいですよね。意外な由来もあるので、少し紹介します。
カワハギ【皮剥】
カワハギは、硬くて丈夫な皮に覆われてます。そのため、この皮を剥がないと調理に取り掛かれない。それで「皮剥ぎ」という名前が付き、魚へんに「皮」の「鮍」の字が当てられたと言うのが一般的ですが、
諸説あり皮が剥がれやすいからカワハギという名前がついた説もあります。 皮が剥がれやすい理由は、カワハギは他の魚に比べて皮が厚く身も硬いから。 剥ごうとしても途中で皮が切れることも、皮に身がつくこともなく一気に剥がれるんです。
別名をハゲと言う事がありカワハギ釣りでは沢山の種類の針がありハゲ針はカワハギの別名から名付けられた針です。カワハギ釣りの針や仕掛けの違いを詳しく知りたい方は別記事にまとめましたので、興味がある方は、是非ともご覧ください。
マダイ【真鯛】
マダイは、形、味覚、色彩が特に魅力的で
「タイの中のタイ」という意味で、そう呼ばれています。
由来は諸説あるので、いくつか紹介します。
- 体が幅広い楕円形で、体高が高くいわゆるタイ型であることより名づけられたという説。
- お祝い事にはなくてはならない「目出たい魚」という言葉が変化していったという説。
- 鯛という漢字の由来について、「日本全国の周囲どの海でも周年とれる魚だから鯛」という説。
しかしタイは沖縄では捕れませんが、奄美では、廷の魚(テイノイオ)と呼ばれ、朝廷で召し上がる魚と考えられていました。
ヒラメ【平目】
- 平たい体に目が二つ並んでいることから「平目」の意味とする説。
- 片平に目が並んでいるある魚なので、「比目魚」の意味などの説
カレイ【鰈】
- 体の色が枯れた木の葉のような色をしてい説
- この片割魚(カタワレ-イオ)から由来して、運よく片割れに巡り会うと?、寄り添って末長く暮らせるると言うロマンチック説
- 中国の伝説によると、もともと両面黒かったのですが、二つに裂けてしまい、目のあるほうが目無しのまま漂っている片身を探して泳いでいると言う可哀相な説
カレイを漢字で書くと「鰈」となります。さかなへんに「葉」のくさかんむりをとった文字が組み合わさてカレイを表わします。カレイの体が木の葉のように薄いために、この「葉」という文字が使われている説があります。
カンパチ【勘八】【間八】
正面から見た際に目の上の斜め帯が漢字の「八」の字に見えることに由来します。
カンパチ【勘八】なんで魚へんが付かないの⁉
よく気づいたね♪
実は、ブリの旬よりカンパチは先に旬を迎えるんです。昔の人はブリの代用品と言う考えだったそうです。
代用品って失礼な話し!
カンパチもブリ属よね⁉じゃあ出世魚じゃないの?
カンパチも出世魚です。
関東では、35cm以下のものをシオッコ、釣り人はショゴとも呼びます。60cmまでをシオゴ、80cmまでをアカハナ、80cm以上のものをカンパチと呼ぶんです。
関西では、60cmまでのものをシオ、60cm以上のものをカンパチと呼びます。
タチウオ【太刀魚】
- こちらが有名で刀説。
- 銀白色に輝く細長くて薄い体が日本刀(太刀(たち))に似ていることに由来する説
- 溺れかけているような印象を与える立ち泳ぎの姿に由来するとする説
アジ【鯵】
- 有名な説は、味が良いからアジです。
- 漢字では魚に参ですよね鯵。美味しくて参ってしまうと言う説
- または、(3月)参月に味の旬だから鯵説もあります。
どちらにせよ美味しいからアジなんですね。
サヨリ【鱵】
- サヨリが群集するさまから「サハヨリ」→「サヨリ」となった説
- 漢字の「鱵」は魚へんには「 箴 はり 」針魚など、細身の魚から鱵と言う説
スーパーなどの身近な魚の由来と漢字
お馴染みの魚の豆知識は、子供達の勉強の場♪なんでなんで?また、友達に豆知識を披露するのも良いのでは(笑)
サケ【鮭】
- 身が簡単に裂けるから「サケ」の名が付いたという説。
- 肉の色が赤く、酒に酔ったような色をしていることから酒気『さかけ』を略したものとする説
- アイヌ語の「シャケンペ」に由来する説
また、アイヌ民族はサケを「神の魚」として尊んだそうです。
寿司ネタで人気のサーモン。意外と奥が深いので興味がある方は、別記事で詳しく紹介してるので、興味がある方は是非ともご覧下さい。
サバ【鯖】
- 歯が他の魚より小さいことから「小歯(さば)」と呼ばれていたのが、そのまま名前になったともいわれてる説
- 身体に斑紋のある魚「斑葉(いさば)」から転訛したとされる説
昔は大衆魚だったサバも近年は高級魚になってますよね。日本人の魚の消費は減ってますが世界的に魚の健康効果に注目が集まり魚全体が減って来てるとも言われてます。
イワシ【鰯】
- すぐに弱って死んでしまう魚であることの「よわし」が「いわし」となった説
- 他の魚に食べられている弱い魚という説
- 傷みやすいという弱さの意味を込めて鰯という説
実際イワシはすぐに傷みますので、持ち帰りは、しっかり冷やして下さいね。
堤防でイワシ釣りに行こうかと思う方は、堤防などのサビキ釣りを紹介しているので興味ある方は、是非ともご覧くださいね♪
マグロ【鮪】
- 目が大きく黒いことから「目黒」→「まぐろ」が由来とされる説
- 上から背が黒いマグロが泳いでいると、真っ黒な小山のように見えたことから「真っ黒」→「まっくろ」 →「まぐろ」となった説
- 常温で時間が経つと真っ黒になることから「まっくろ」→「まくろ」→「まぐろ」となった説
ちなみに漢字の由来は、「有」には「外側を囲う」という意味があるので、外洋性、回遊性のあるマグロの生態を表し名付けられたそうです。
サワラ【鰆】
腹が狭くほっそりとした体形という説。少し補足すると、さ『狭』はら『腹』
漢字は魚へんに「春」の「鰆」と書き、これはサワラが晩秋から初春の産卵期に多く獲れることに由来すると言われてます。
サワラは炙りたたきが最高です♪
めざし【目刺】
めざしとは、マイワシやウルメイワシ、カタクチイワシなどイワシ類の魚を塩漬けして乾燥した干物の一種で、
「めざし」は「いわし」の加工食品であって魚の名称ではありません。
ブリ【鰤】
- 師走に脂が乗るので師を魚へんに付けた説。
- ブリは出世魚なので、人間で言う師匠からと言う説。
- 経魚『フリウヨ』これに濁音を付けフリ→ブリ説。
出世魚なので、順番はワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ
コハダ【小鰭】
コハダも実は出世魚なんです。順番はシンコ→コハダ→ナカズミ→コノシロ
と名前が変わります。
体表を子供のような肌にたとえた「子肌」の意味といわれてます。
こちらの画像の方が身近ですね♪
まとめ
いかがでしたか?由来や漢字いくつ知ってましたか?
魚は日本人には、大切な食材ですが近年、魚離れがあるそうですが、
世界では逆に魚の人気が増えてます。海の魚が減っているのご存知でしょうか?
日本でも養殖技術の発展で天然より美味しい沢山の養殖魚が育てられてます。
アニサキスの心配の無く刺身で食べれるサバなど知らないと損する情報を紹介した記事があります。
興味ある方は、是非ともご覧くださいね♪
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